Human Interface

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情報技術活用による新生児蘇生講習の実施支援システムの開発

新生児が産声を上げたその瞬間,新しい命のスタートラインで,医師たちが乗り越えるべき5%の大きな壁があります。出生時、約15%の新生児は自力での呼吸や循環が困難であり、そのうち5%は新生児心肺蘇生法(NCPR:Neonatal Cardio-Pulmonary Resuscitation)を必要としています。NCPRによってこのような児の9割を救うことができるとされています。そのため、NCPRを習得することは新生児の生命を救う上で重要ですが、教育環境には限界があり、例えば泣き声の再現に講師が泣き真似をするなどの対策がなされています。これを改善するため、本研究では、NCPR講習の普及とその質を向上させ、一人でも多くの赤ちゃんの命を救うことを目指しています。

そこで、本研究では情報技術を活用して、低コストで効果的なシミュレータや教材を自動生成するシステムを開発しています。


キーワード:新生児蘇生法,NCPR,画像認識,音声認識,自動生成

運転中の安全確認を促進するためのミラー注視検出システムの開発

現在の日本では,自動車事故は年々減少傾向にあるが,未だ交通事故で命を失くす人は後を絶たない.複数の先行研究では「初心者運転手は熟練運転手に比べミラーを見る時間が少ない」という結果が出ており,「ミラーを見ないことによる安全不確認」が事故の一因であると考えられる.そこで本研究ではミラー注視の自動検出から,運転手の安全運転意識を測るシステムの開発を目的とする.現在用いられているミラー注視検出の方法として視線追跡装置が上げられる.しかしこの装置は運転手への負担が大きく,日常的な仕様には適さない.そこで本研究では運転手に負荷を与えず、簡易的に運転手のミラー注視を検出するシステムの開発を目指す。ミラー内にカメラを設置し,ミラー越しの映像から運転手の注視を機械学習により2値分類手法することで,従来よりも高い精度で,運転手への負担なくミラー注視を検出する手法を提案する.

キーワード:画像認識,安全運転,周囲確認

VR酔いの原因の解明と改善案の研究

VR技術を体験する時に、車酔いみたいな気持ち悪い感じがよく出てきます。この現象をVR酔いと呼んでいます。長時間のVR体験とVRに関する研究はVR酔いのためなかなかできません。本研究は誰でも酔いを感じやすいブランコ型のVRシステムを作って、このシステムでVR酔いの原因と改善案を探しています。VRの提示映像は固定周期のブランコ体験です。人をこの映像を見ながら本物のブランコを乗らせて、「酔い」をモデル化にするのは目標です。

キーワード:VR、Motion-Sickness、Vection、Swing

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クラスタデジタル空気砲を用いた嗅覚ディスプレイの開発

映画館やテーマパークのようなマルチメディアコンテンツは, 香りを広い空間に提示することで人の情動に影響を与えます. VRにおける嗅覚提示は, ユーザーに対して素早く, ユーザの動作に応じて提示ができることが望ましく、空気砲を用いた嗅覚ディスプレイはこの条件を満たすためによく使用されます.しかし, 従来の嗅覚ディスプレイで生成される渦輪はその機械的構造に依存してしまうという問題がありました.そこで,我々は空気砲の機械的構造を変更することなく様々な渦輪を生成することができるクラスタ方式空気砲“Cluster Digital Vortex Air Cannon” (CDA)を開発しました.この空気砲を用いて、香りの切り替えや合成し、また局所的な提示ができる嗅覚ディスプレイを開発することを目的としています。

キーワード:バーチャルリアリティ,感覚提示,嗅覚提示,香り,空気砲,渦輪,CDA

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