研究室説明会
1回目: 2025年6月6日(金)二限 + 昼休み(システム制御あと)
2回目: 2025年6月11日(水) 五限 (実世界情報実験3あと)
上記以外の時間での対応が必要な場合は、 hanoma@fc.ritsumei.ac.jpまで連絡されたい
野間 春生 教授
・約40年間VRの研究をしています。
・日本バーチャルリアリティ学会フェロー
・特に触覚・体勢感覚系のVRの経験が長く、VRハードウェアからソフトウェアまで広い知識を有しています。
・企業でプロ研究者を20年やったことから、研究費を稼ぐ能力、体制作りは得意です。
趣味は現代動画と空を飛ぶこと、料理全般、大型二輪免許、アマチュア無線免許、費元管理者資格所有
安藤 潤人 助教
若手のエース
やわらかロボット研究者
モノ作りはプロの境地で、汎用工作機械から手芸まで何でもこなすスーパーマン
だいたい何でも作れます
ものづくり好き歓迎です
研究とは別にものづくりを楽しみ方を一緒に模索しましょう!
プロの研究者として育てます
・勉強する習慣の定着
・外部との交流と研究のやり方
・論理的思考
・やり遂げる経験
・プロとしてお金を稼ぐ研究のやり方
・学部生には、卒業までに何らかの学会での発表をできるような指導を行います。学会発表は大学における研究の華です。4年間の成果を見せてください。なお、発表にかかる経費はすべて研究室で負担します。
・特コアタイムなどは設けていません。これは、学生諸君はお金を払って勉強をする権利を有していると考えており、それを制約することはしません。指導教員は朝9時には出勤するので、朝から喜んでディスカッションと指導をできる毎日を期待します。逆に終わりは5時には研究を終えて、社会で学んできましょう。とても大事なことです。
・とにかく1000時間の勉強を学部ですることを目指しましょう。1日5時間で200日、2セメスタあれば達成できます。1000時間一つのことに没頭すれば、その道の専門家になれます。
・就職活動は、研究の大きな妨げにならない限り、自由に進めてもらいます。また進学の縛りはありません。他研究室・他大学への進学も積極的に応援します。ただし、当研究室に進学したくなるような働きかけはします。当研究室の教育と研究は他の大学などに引けを取ることはありません。
研究テーマの基本的な考え方は、研究活動として成立すること、難易度、指導教員が指導できること、かかる経費です。原則としてこちらで用意したテーマを卒論として選ぶケースが多いのですが、この基本的な考え方に沿うならば、学生からの提案も受け付けます。
また、セカンドテーマとして、卒業研究以外のテーマを並行して進めることも許可します。その場合、かかる経費を研究室の予算から支援します。過去にセカンドテーマで国際会議に参加した所属学生もいます。
さらに、研究テーマを掘り下げることで、各種の奨学金や研究支援の補助金を確保するための支援をします。これまでにも実績は多数あります。
当研究室での卒業研究に従事すると、以下のようなスキルを学べます
・VRに間するハードウェアシステム:HMD、各種センサ、触覚提示システム
・VRに間するソフトウェア:Unity,マイコンのプログラミングなど
・ハードウェア:マイコン(Arduino等)、電子回路、FPGA、IC設計
・AI 、特に、速度と信号処理を優先したリザバーニューラルネット等
・道具として、従来のCNNやVLM,LLMも最大限活用します
・研究者(学生含む)として研究費を獲得する能力
もちろん、現時点でこれらの知識を有している必要はありません。意欲があれば学べることばかりです。
・夏の時期にUSAのWPIから、学部生が3ヶ月の留学に来ます。こちらのプロジェクトに参加して英語三昧が可能です。また、立命館大学学生がWPIに短期留学することも可能です。
・春には中国の大連理工大学とのワークショップを現地で開催します。参加費用は大学でカバーします。
・バーチャルリアリティ大好き
・Human Interfaceで人を助けたい!
・新しい事をやりたい!
・世の中に役に立ちたい!
・世の中をビックリさせたい!
世界最小クラスの、人間の触覚を再現することを目指した触覚センサです。これを研究室で開発しています。野間が20年掛けて、多くの研究協力者と共に完成度を高めています。このセンサを活用して、触覚VRシステムの開発を進めています。
また、多くの大学・研究期間に、このセンサを提供して、共同での研究を展開しています。
力覚VR向け超小型MEMS触覚センサの開発と応用
Research keyword: Tactile Sensor/ Human sensing/ VR/ Robotics/ Machine learning/ FPGA
靴の中に触覚センサを組み込んで、運動をしているときに足にかかる荷重と剪断力を同時に計測しています。これによって、運動の状態推定とパフォーマンスの向上を計ります。
展示内容
スケボーに載った計測デモンストレーション
足裏触覚計測によるスポーツ応用
Research keyword: Sports engineering/ Human sensing/ Machine learning/ Haptics/ Robotics
デジタル回路を応用して、従来の100ー1000倍の速さで筋電を計測、分析する技術を開発しています。
(特許出願中)
展示内容
筋電のデジタル信号変換
触行動時の動作解析のための筋電計測
Research keyword: Electromyographic measure/ Human sensing/ FPGA
手先を動かす筋肉は前腕に集中しています。そこで、前腕に圧電素子による腕の変形を計測する仕組みを取り付けて、この結果を機械学習に投入し、手先の動きを推定する研究を進めています。手先にはセンサが不要となり、主義の計測が可能になります。
皮膚変形から読み取るジェスチャー認識システムの開発
Research keyword: Human sensing/ Gesture recognition/ Piezoelectric sensor/ Machine learning
当研究室で開発した超小型触覚センサを4こ使って、面で対象物との接触を計測できるフォールプレートを開発しています。これによって、ロボットの指全体に作用する力を計測して、器用なロボットの実現を目指しています。
ソフトチューブと流体金属を使った、全く新しい振動確定時装置を開発しています。ここではその小型性と応答性を活用して、今まで似ない感触を人間に提示する新しいインタフェースの開発を目指しています。
ロボットの指先は、従来は金属などの硬いものでした。最近では、柔らかい素材を元にしたソフトフィンガーがポピュラーになってきました。その課題が、素材が化学製品であり、その柔らかさが一意に決まってしまうこと事でした。ここでは、同じ素材ながら微小な内部構造を操作して、構造全体の柔らかさを自由にコントロールすることに成功しています。
人間の触覚を拡張して、素手で触っても分からないような小さな傷を拡大して、人間が検知出来るような仕組みとして、名工大の佐野先生が触覚コンタクトレンズを提案しています。ここではその寄贈を拡張する研究を進めています。
アイマークレコーダーは人が何を見ているかを記録できる装置です。この装置を使って日常を記録して、個人のスキルを分析して伸ばすことを研究しています。
HMDを被って、ブランコのような椅子に座り、足を地面から上げると、誰でもたちまち揺れているように感じる現象を発見しました。その要因の分析をしています。要因が分かればVR酔いを抑えたり、逆に揺動感を強めることができると考えています。
段ボールに穴を空けて、空気の渦を飛ばす遊びがあります。これを一枚の板に複数の小さな穴を空けて、それぞれの穴から噴出する空気を制御することで段ボール空気泡と同じような空気の渦を射出する研究を進めています。
心筋梗塞などの循環器系の病気の治療のために、患者の血管を計算機モデル化し、計算によって血液の流れと血管への影響を分析した結果から治療方針を決めることが一般的になっています。ここでは、その計算結果の妥当性を評価するために、血管と同じ物理モデル(模擬血管)を製作し、その中に超小型触覚センサを内蔵して模擬血管の機械的変形を計測することを目指しています。この研究は英国のUCLの鳥井教授との共同研究です。
協力機関
新潟大学、金沢大学、大阪工業大学、近畿大学、UCL@英国
信州大学、金沢工業大学、NAIST、産総研、ATR
獲得してきた研究費
代表
科研費基盤A 2023−2026 リカレント時空間次元圧縮を組み込んだヒトのような人工触覚システムの開発
科研費 挑戦的研究(萌芽) 2020-2022 ヒトを模した機械触覚認識のためのシリコン・スパイキング・ニューラルネットの研究
科研費 基盤B(代表) 2018-1022(代表) MEMS触覚センサとステージモデルによる人のように触れる触覚認識モデルの研究
戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE) 200018−2021 どこからでも学べる遠隔新生児蘇生法講習シミュレータの研究開発
科研費 挑戦的研究(萌芽) 2017-2018(代表) 被災地域における災害派遣医療チームの活動支援に特化したSNS実現のための研究
科研費 挑戦的研究(萌芽) 2013-2014 (代表) 一病息災を実現するヘルスツーリズム情報環境の研究
分担
科研費基盤B 2024−2026 時空間視触覚統合モデルと柔軟ハンドを用いた粒状食材把持および変形の量的制御
科研費基盤B 2020−2023 クラスタ型デジタル空気砲による香り空間制御技術の研究
科研費 基盤B 2018-2020 指使いの視触覚統合プロセスモデリングに基づく硬軟物操りの創発型制御
科研費基盤 A 2017-2021 手掌触覚伝達による手術手技の遠隔VR実地訓練基盤構築
科研費器基盤A 2015ー2017触知覚センシングにおける軟組織のダイナミクス・トライボロジー
科研費 挑戦的研究 2013-2014 単一MEMSセンサ素子による近接覚・触覚計測手法